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おばん魔女の風。


風が強く吹く。


汽車が揺れる。



[大丈夫よ。]


[ここはいつも風が強いの。]



汽車が大きく揺れる。


[雨が降ってきたわ。]


少年は窓の外を見る。


遠くに町が見える。


[もうすぐ駅よ。]


風が強く吹く。


まじょ まじょ~。





TOMIKO NAKAGAWA



おばん魔女の時計台。


[君はいつもこの汽車に乗っているの?]


[そうよ~。]


[叔母の家に行く時はこの汽車にいつも乗るわ。]


[そう....。]


[あなたは?]

[僕は初めてこの汽車に乗ったんだ。]


[君もつぎの駅で降りるの?]


[そうよ~。]


[叔母が住んでいる街よ。]


[時計台が見える駅?]


[そうよ~。]


少年は汽車の窓から外を見る。


遠くに街が見える。


[あの街よ。]


汽車が汽笛を鳴らし大きく揺れる。


まじょ まじょ~。




TOMIKO NAKAGAWA






おばん魔女のフルーツジュース。

大柄な女性がワゴンを押しながら入って来る。


[ジュースにティ-にワインはいかが~?]


ワゴンが止まる。


[お嬢さん。お飲み物はいかが~?]


少女は読んでいた本をカバンに入れる。


[ジュースをください。]



女性は少年の方を向く。


[あなたは...?]


[ぼくもジュ-スをください。]


女性はガラスのポットに入ったジュースをカップに注ぎ
テ―ブルの上に置く。


[はい。とれたての特製フルーツジュースよ。]


[どうぞ~。]



少年と少女はジュースを一口飲む。


[おいしいわ~。]

少年はうなづく。


女性はワゴンを押し始める。


[ジュースにティ-にワインはいかが~?]


女性は乗客全員に飲み物のサービスをして次の車両へ移る。


少年と少女はジュ-スを飲み終える。


[今日はいつもと味が違ったわ。]


まじょ まじょ~。





ワンクリックをどうぞ

TOMIKO NAKAGAWA







おばん魔女の切符。

車両のドアが開く。


小太りの男が入って来る。


少女の前に立つ。


[お嬢さん。切符を拝見致します。]


少女はカバンの中から大きなコインを取り出し手のひらにのせる。


すると....。

コインに文字が浮かびあがる。


[つぎの駅で降りるのだね?]


少女はうなづく。

コインをカバンに入れる。


男は少年の方を向く。


[切符を拝見します。]



[僕は.....。]

[切符を持っていないよ。]


[えっ!! 君は切符を持っていないのかい?]



少年はうなづく。


[君はどこからこの汽車に乗ったの?]


[僕はハウスの前からこの汽車に乗ったんだ。]


[カバンの中を見てごらん。]


少年はカバンを開けてカバンの中をのぞく。

カバンの中に大きなコインが見える。


少年はコインを手に取り手のひらにのせる。


すると....。


文字が浮かびあがる。


[君もつぎの駅で降りるのだね?]


少年はうなづく。


少年はコインをカバンに入れる。



男は乗客全員の切符を確認して車両から出て行く。


少女は本を読み始める...。


車両のドアが開く。



まじょ まじょ~。





ワンクリックをどうぞ


TOMIKO NAKAGAWA






おばん魔女のチョコレート。 

汽車が動き出す。


少女はカバンの中から本を出し読み始める。


少年は窓から小さくなる駅のホームを見つめる。



汽車の中は乗客でにぎあう。



少女はカバンの中からチョコレートを取り出し食べはじめる。



少年は窓の外を見つめる。



まじよ まじょ~。







ワンクリックをどうぞ

TOMIKO NAKAGAWA
























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