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おばん魔女の駅の窓。


[広いでしょう。]


[今日は人が多いわ~。]



二人は駅の構内を歩く。


大きな窓から光がさしている。


[もうこんな時間だわ。]


少女は時計を見る。


[あなたは今夜泊まる所は?]


[決まってないんだ。]


[そう~。]


[叔母の家は駅から近いわ。]


[あなたも叔母の家にいらっしゃらない?]




[最近はゲストもいなくて寂しがっているわ。]


[叔母もきっと喜ぶわ。]



[僕が行ってもいいの?]


少女はうなづく。



[僕はジョン。]


[私はメアリーよ。]

[さぁ~。行きましょう。]



まじょ まじょ~。





TOMIKO NAKAGAWA
















おばん魔女のがま口 

汽車が駅に着く。


少女は荷物とカバンを持つ。


少年もカバンを持つ。


[さぁ~降りましょう。]


少女と少年は汽車を降りる。


ホ-ムには荷物を持った多くの人が立っている。


[改札口はこっちよ。]


二人は人混みの中を潜り抜け改札口へ向かう。


[あそこよ。]


少年は前方を見る。


改札口に多くの人が並んで立っている。


二人はその列の後方に並ぶ。


[大きな駅でしょう。]



天井が高く大きな窓から光がさしている。


[切符を持っている?]


少年はカバンを開けて中をのぞく。


大きなコインが見える。



人々が改札口を通過する。


[切符を出して手に持つのよ。]



少年はカバンからコインを取り出し手に握る。


目の前に大柄な駅員が立っている。


[はい。切符を見せてごらん。]


少女はコインを手のひらの上にのせる。


すると....。


男が首から下げている黒の大きながま口が開き

コインが中に入っていく。



[君の切符も見せてごらん。]


少年はコインを手のひらの上にのせる。


すると....。


コインは少年の手から離れ


黒の大きながま口の中に入いる。


[はい。どうぞ~。]



二人は改札口を出る。


まじょ まじょ~。




TOMIKO NAKAGAWA

























































おばん魔女の鐘の音。

[ほらっ見て!]


[時計台が見えるわ。]



 少年は窓から外を見る。



[鐘の音が聞こえるわ。]


汽車が汽笛を鳴らしホームに入っていく。


大勢の人がホームに立っている。


[この駅が時計台の見える駅よ]


まじょ まじょ~。





TOMIKO NAKAGAWA

おばん魔女のホーム。

車両のドアが開く。


女性が入って来る。


[まもなくこの汽車は駅に着きます。]


[降りる方はご準備をしてください。]


[切符をお忘れなく~。]



女性がつぎの車両へ移る。


ドアが閉まる。



少年は窓から外を見る。


ホームが見える。


[今日は人が多いわ~。]


汽笛が鳴る。


汽車が減速する。



まじょ まじょ~。




TOMIKO NAKAGAWA



おばん魔女の駅。


汽笛が鳴る。


[駅が見えたわ。]

少年は窓から外を見る。


[あれが駅よ。]


[大きな駅でしょう。]



少年はうなづく。


汽笛が鳴る。


汽車が減速する。


[駅に着くわ。]


少年は窓から駅を見る。


汽車の中は乗客で賑わっている。




まじょ まじょ~。




TOMIKO NAKAGAWA



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