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おばん魔女の湖。

汽車が加速する。


古びた駅が遠く小さくなっていく。



老女が少年をじ~と見る。



「あんたどこまで行くんだい?」



「つぎのつぎの駅...。」


「そうかい..。」



「あたしはこの汽車に乗るのは久しぶりだね~。」



汽車がトンネルの中を走る。


汽車が揺れる。



トンネルを抜けると窓の外には大きな山と湖が見える。



老女がカバンから包を取りだす。



「チ-ズを食べるかい?」



包をテ-ブルの上に置き包を開く。


「このチ-ズはあたしの手作りでおいしいよ。」


「一つ食べてみるかい?」



少年はチ-ズを一つ手に取り口に運ぶ。



「どうだい?」


「おいしいだろう?」



老女がチ-ズを一つ手に取り口に入れる。



「この味はたまらないね~。」



「あたしはこのチ-ズを食べるとワインが飲みたくなるんだよ。」




「あんたこの汽車にワインバ-があるの知っているかい?」



「ずいぶんこの列車に乗っていないから忘れちまったんだけど。」


「たしか隣の車両だったね..。」



老女が立ち上がり。


ドアを開け隣り車両へ行く。



「やっぱりここにあったね。」


「あたしの好物のワインを見つけたよ。」



老女はワインを一本取りだしワインの口を開ける。


ワインとワイングラスを手に持ち少年のいる車両に戻る。



「あったよ。」


「あたしは忘れていなかったね。」



老女は椅子に座りテ-ブルにワイン一本とグラス2個を置く。


「あんたも飲むかい?」



老女はワインをグラスに注ぐ。


「このワインはおいしいよ~。」



まじょ まじょ~。



208.jpg








ワンクリックをどうぞ

TOMIKO NAKAGAWA













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まとめ【おばん魔女の湖。】

汽車が加速する。古びた駅が遠く小さくなっていく。老女が少年をじ〜と見る。「あんたどこまで行くんだい?

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